統合失調症、かかったらもう終わりだなんて思っていませんか?
どうしても怖いイメージが思い浮かぶ”統合失調症”。
「かかったら最後、人生終わりだ」なんて思っていませんか?
現在の医学でもまだわからないことばかりの”統合失調症”ですが、
そう悲観する必要はありません。
・・・何故そう言えるのかって?
それは、”統合失調症”を抱えながらも
社会に出て、立派に自立している患者さんはたくさんいるからです。
今はどんどん新しいお薬が開発されていて、
副作用も昔ほどではなくなりました。
そしてお薬で症状をコントロールできるようになれば、
ちゃーんと社会復帰ができるのです!
ただ、再発を防ぐためにお薬を飲み続ける必要はありますが、
日進月歩の医療業界。
もしかすると、近い将来、
”統合失調症”を完全に治せる日が来るのかもしれませんね。
ちょっと詳しく、”統合失調症”の経過についてみていきましょう。
まずは『前駆期』。
かかりはじめの時期で、何となく周囲が騒がしく感じ始めたり、
眠れなくなったりします。
そして『急性期』。
皆さんが考える”統合失調症”は、このイメージが強いでしょうね。
激しい症状が出る時期で、不安になりやすかったり、眠れなかったり、
妄想や幻覚が出てくることもあります。
脳が働きすぎて、症状が出てきちゃうわけですね。
それが過ぎると『消耗期』。
今度は脳が働かなさすぎて、気力だとか感情だとか、
生きるために大切なパワーがなくなって、
ほとんど動けずに、一日中ゴロゴロしてしまったりします。
しかも本人は怠けでゴロゴロしているわけではなくて、
とても焦ってしまい、危ない行動に出てしまうこともあります。
でも大切なのは、数ヶ月もしくは数年、という長い期間の療養。
自分を大事にすることを忘れないでくださいね。
最後に『回復期』。
ここまで来たら、あとは症状をコントロールしていくだけ。
徐々に身体や生活を整えていき、
一般的な生活ができるようになれば、
めでたく社会復帰できる段階です!
それでもまだまだお薬を飲み続ける必要はありますが、
それでコントロールできればOK!
あとは再発しないように気をつければいいだけです。