◆自分の家族や友人知人が「もしかしたら統合失調症かも…?」と感じたら。

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家族、または友人知人の様子がおかしい。

「もしかすると、”統合失調症”なんじゃないかな・・・?」

そう感じたら。

 

 

・・・何か様子がおかしい。

被害妄想がひどかったり、とにかく音に敏感だったり。

そんな人が周囲にいるとき、

「できるだけすぐに病院へ行かせたい・・・」

その気持ちはわかります。

ですが焦ってはいけません。

病院へかかるのができるだけ早いほうがいいのは事実ですが、

ただ単純に「病院へ行ってみなよ」と誘っても、

普通は拒否されちゃうことが多いです。

大抵の”統合失調症”の患者さんは、

自分が病気だとは思ってもいません。

皆さんだってそうですよね?

・・・では、どうすればいいのでしょうか。

 

実際、性格も病院に対する抵抗感も人それぞれなので

正確な答えはありません。

ですが、ちょっとした誘い方の工夫で

「診察を受けてみようかな」と

思わせることができることもあるのです。

 

実例から取り上げますが、

「最近、疲れてない?ちょっと気になるから、一緒に病院へ行ってみようよ」

と誘ってみたり、

「診察を受けてみて、お医者さんが『異常ありません』といえば安心じゃない。

安心するために、病院へ行ってみようよ」

と誘ってみたり。

 

本人は自分自身がいたって健康だと考えているので

ソフトな誘い方をするようにしましょう。

それで拒否されても、あなたが悩む必要はありません。

数日、日をまたいで、また誘ってみてもいいでしょう。

その人があなたの友人なら、

家族に「○○さん、ちょっと最近、精神的に疲れているようなので、

病院へ行かせてみてあげてください」と

間接的にアプローチするのもよいでしょう。

 

うまく病院へ行かせることができれば

それだけで大きな一歩です。

あとはお医者さんにお任せしましょう。

とにかく、あまりにもその人のことを考えすぎて

こちらが倒れてしまってはいけません。

思いやりの心が強いのはとても素敵なことですが、

まずはあなた自身を大切にしてください。

それが何より大事なことですから。

 

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もしその人が”統合失調症”の診断を受けたら。

 

 

 

他の病気にも言えることですが、

周囲のサポートがとても大切です。

一番苦しんでいるのは「本人」であること。

それを忘れてはいけません。

でも、周囲もガマンばかりしていていは倒れてしまいます。

サポートをする側も、必要であればお医者さんにかかってください。

 

そして回復のときを辛抱強く待ちましょう。

お薬は、必ず主治医の言う通りに飲んでいるか。

それもチェックしてあげてくださいね。

患者さんの勝手な減薬や断薬は結構多いことで、

せっかく回復しかけていたものが、再発してしまいます。

それが一番、こわいことなので、

本人が気兼ねしないような形でチェックしてあげましょう。

 

数ヶ月、数年単位の療養が必要になる病気ですが、

焦らず、おそれず。

そっと心のそばにいること。

それが一番のサポートです。

 

 


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